パティシエになるには？

こんにちは、キッキです！
将来なりたい職業で今でも人気の高いパティシエですが、実際にパティシエになるためには何が必要なのでしょうか？
この記事ではパティシエになる方法を私の経験をもとに簡単に解説してみました。

結論　資格も専門学校も必要ありません。　

パティシエは特に資格や免許がいるわけではなく、お菓子作りを仕事にしていればパティシエと呼ばれます。
専門学校に通わなくても、お菓子屋さんで働くことはできます。

そもそもパティシエとは?

ケーキ屋さんのことをフランス語で「パティスリー」と呼びます。そこでお菓子を製造している人やレストランでデザートを担当している人が「パティシエ」（女性はパティシエール）と呼ばれています。
今では日本でも「パティシエ」（男女問わず）という呼び方が定着していますね。

お菓子に関係する仕事

面接で「どうしてパティシエになろうと思ったんですか？」と聞くと大体の人が「甘いものが好き」、「お菓子作りが好き」、「自分の店を持ちたい」という答えが多いです。

お菓子屋さんに就職しても重労働だったり休みや給料が少なかったりと、イメージしていた華やかな職業とかけ離れていて辞めていく人も少なくありません。

お菓子に携わる仕事はケーキ屋さん以外にもたくさんあるので自分に合う職種や将来の目標にあう職業を選択肢に入れることもおすすめします。

もうちょっと視野を広げると包材メーカー、材料メーカー、乳業メーカーなどお菓子屋さんをアシストするような仕事もあるので、自分が求める理想の生活やライフワークバランスを考えて職種を考えてみてもいいと思います。

専門学校は行かなくてもいいの?

私は専門学校に行きましたがパティシエは資格や免許が必要な職業ではないので、専門学校に行かなくてもお菓子屋で働くことはできます。ただ、専門学校をでている方優遇という店や企業はあります。
専門学校で製菓衛生師という資格を取ることができますが、特に必要ではありません。
私が思う専門学校のメリット・デメリットは以下の通りです。

専門学校のメリット

仲間が増える

一緒にパティシエを志す仲間ができ、卒業後も連絡を取ったり業界の情報交換ができます。
転職やキャリアアップを考えるときに情報が多い方が選択肢も広がるでしょう。

就職口が広がる

やはり専門学校も就職率を上げるために求人情報をたくさん持っているので就職はしやすいです。もし働きたいケーキ屋さんが決まっている場合は学校に相談してみましょう。学校から紹介してもらえることもあります。

海外で学べる制度がある

専門学校によってはパリ校など海外でも学べる制度があります。お金はかかりますが貴重な体験ができるでしょう。スキルを磨くというよりも、海外の文化に触れることで日本の良いところや悪いところが再発見できると思います。

専門学校のデメリット

即戦力と言えるほどのスキルは身に付かない

専門学校を卒業したからといって現場で即戦力にはほぼならないでしょう。
専門学校のことをあまり知らないシェフだと、学校を出ていればなんでもできると思っていることもあり、「そんなこともできないの」とがっかりされることもあります。専門学校に行っても行かなくても現場でのスタートはほぼ一緒です。

学費がかかる

学費はどんな学校でもかかりますが、学費に見合ったスキルや資格が得られるかというとそうでもないと思います。
学費を親に出してもらった場合、製菓業界を離れたくなっても親に申し訳ない気持ちになってしまいます。（私はそうでした。）

特別な資格が取れるわけではない

製菓衛生師という資格は取れますが、必ず必要ではないですし就職に有利になるということもほとんどありません。ただ学校によってはコンテストに力を入れているところもあるのでコンテストに挑戦して賞を取ったり、簿記やパソコンなど他の資格をとっておくと今後のキャリアにプラスになるでしょう。

まとめ

パティシエは誰でもなれます。
誰もがなれるという反面、辞めていく人もとても多い業界です。

私は今でもパティシエを続けていますが、何度も後悔したりやめようと思ったことはあります。
側から見たら華やかで楽しそうなイメージを持たれますが、実際は重労働で休みも少なく、他の業種より収入が少ないのが現状です。自分なりのやりがいを見つけることが続けられるコツだと思います。
夢を追うのも素晴らしいですが今は簡単に情報が手に入る時代ですので、ケーキ屋さんの働き方や年収・待遇などをしっかり調べて時間やお金を無駄にしないように目指して欲しいと思います。
それでもお菓子屋になりたいと思うのであれば、食べ歩きをしたり食べ物に関する知識を少しでも自分で勉強しておくと良いでしょう。

私は専門学校に行きましたが、後悔はしていません。
そこでしかできない経験やずっと付き合いのある仲間もできたからです。卒業後も職場のことを相談できたり、転職先を紹介してくれることもあります。

専門学校を出たからといって即戦力になることはほぼないので、いきなり現場で働いてスキルや知識も早く得るのも一つの選択肢だと思います。
また、働きたいお店がすでに決まってるのでしたらそのお店に相談してもいいと思います。シェフもきっとアドバイスをくれるでしょう。

Bon chance!