どんなところに就職したらいいのかな?
どこでもいいってわけじゃないよね?
こんにちはキッキです。
パティシエは美味しそうなケーキに囲まれて華やかな職業だと思われがちですが、パティシエは離職率が非常に高い職業です。
退職理由で多いのがイメージしていた仕事内容と環境の違いです。(重労働の割に給料が少ない。)
たとえやる気があっても自分の求めるものが職場になく成長ややりがいを感じず、すぐに退職する場合もあります。
私もそうでしたが美味しいからとか有名店だからといった理由で就職し後悔したことがありました。
パティシエの主な就職先であるパティスリーやホテルはそれぞれ働き方や環境、仕事内容が違うので身につくスキルが異なり今後のパティシエ人生を大きく左右すると言っても過言ではありません。
今回は独立したい、高い技術やセンスを磨きいと思っている人が後悔しない就職先選びのポイントを私の経験をもとに書いてみました。
「こんなはずじゃなかった!」ってことにならないようにね!
就職先を失敗しない3つのポイント
もちろん美味しいことや有名店であることも大事な要素ですがそれ以外のポイントを3つあげてみました。
- 目標や学びたいことを明確にする
- 情報収集をする
- 基礎の技術や知識が身につく
目標や学びたいことを明確にする
自分の将来のビジョンや目的にとって必要なことを明確にしておきましょう。
ただでさえ離職率が高い業界なので目標が明確にないと成長ややりがいを感じられず辞めるきっかけになってしまいます。
仕事内容が自分の目標とあっていれば成長ややりがいを感じられ、多少厳しい環境でもモチベーションも維持できると思います。
目標をしっかり持つことにより就職先の候補も絞られてくるでしょう。
独立して自分のお店を持ちたいな。
そのためのビジョンをしっかり持とう!
情報収集をしっかりする
働きたい会社をしっかりリサーチし会社の理念に共感できるか確認しましょう。求人票の情報やお菓子が美味しいというだけでは仕事内容や環境で後悔することがあります。
シェフの経歴やお菓子に対する考え方、働いている人の声など、なるべく多くの情報を得ることで自分が求める環境であるかが見えてくると思います。
できれば研修やアルバイトをさせてもらうといいでしょう。就職する前に体験することで現場の環境や雰囲気がよくわかります。
アルバイトするならお菓子屋さんにしよう!
そうだね!製菓業界のことがわかるから今後の進路に役に立つよ。
基礎の技術や知識が身につく
「手に職をつける」と言われるようになるべく手作業で技術や作り方を経験できる環境をお勧めします。
基礎の技術や知識がしっかりあればどこのお店に行ってもすぐに対応できるでしょう。
スキルや知識は自分の資産になり転職や独立するときの自分の評価にもなります。若いうちにしっかりとした仕事術を学ぶことでスムーズなキャリアアップができると思います。
以下のことが当てはまるお店は良い経験ができる環境だと思うので事前に調べておくと良いでしょう。
- 厨房が整理整頓されているお店
- 活躍しているシェフをたくさん輩出しているお店
厨房が整理整頓されているお店
厨房の環境はシェフの性格が反映されると私は思っています。
店内やお菓子がキレイでも厨房が乱れているお店もありますが、厨房までキレイに整っているところは道具の使い方が上手く、効率的で丁寧な仕事をしていると思います。
仕事に対するこだわりが強く、厳しいシェフもいますがしっかりした技術が身につきます。
可能なら厨房を見学させてもらいましょう。
活躍しているシェフをたくさん輩出しているお店
シェフのプロフィールを調べると今まで働いてきたお店が書いてあります。
何人も調べていると同じお店が何度も出てくると思います。
活躍しているシェフを何人も輩出しているお店は良くも悪くも厳しい環境かもしれませんが技術、知識、センスが高められる経験ができるでしょう。
そのようなお店は有名店ですので全国から就職希望者が集まります。
採用されるのは簡単ではないと思いますが、確実にキャリアアップしたいと思うのであれば名店での経験をお勧めします。
逆に有名店なのに活躍しているシェフを出していないお店はちょっと気をつけましょう。
有名店て厳しそう。ついていけるかなぁ。
僕も活躍できるパティシエになりないな!
お店やシェフのネームバリューだけで決めずにスキルアップができるところを選ぼう!
厳しいお店での経験は転職先でも信頼されやすいよ。
やってはいけない就職先の決め方
しっかり夢や目標があり、やる気があっても働く環境によってモチベーションが下がり辞めたくなります。
私も辞めたくなったことは何度もあります。
私の経験上、以下の理由で安易に決めてしまい後悔しました。
- 知人や学校の先生に勧められて決める
- 給料や待遇で決める
- 住みたい地域で決める
周りや学校の先生に勧められて決める
勧められたり紹介されたからといって安易に就職するのは危険です。
紹介されてもどんな会社なのかしっかり調べたり、実際に行って見学や研修をさせてもらってから自分で判断して決めましょう。
紹介で入社したのにすぐに辞めてしまうと紹介者の信用も失いますので、あまり気が乗らない場合は断るのも良いと思います。
給与など待遇だけで決める
給料や待遇は就職先を決める一つの基準ですが、そこだけにフォーカスしてしまうと長く続けられないことがあります。
どの業種でもそうですが自分のやりたいこと、会社の理念、人間関係など総合的に判断しなければいくら給与が良いからといっても辞めたくなってしまいます。
特に製菓業界は低賃金のところが多いので総合的に納得できる環境を選ぶと長く続けられるでしょう。
住みたい地域で決める
上京したいとか住みたい街ランキングで人気な街に住みたいからという理由で決めるのはあまりお勧めしません。
働きたい店と住みたい街が一緒になっていればベストですが、働きたい店がある街に住むのと、住みたい街にある店で働くのでは前者の方が良いと思います。
いくらオシャレな街に住んでもお菓子屋さんの労働時間や給料ではオシャレな生活は残念ながらできないと思って良いでしょう。。。
東京で働きたいからというだけで就職先を安易に決めてしまうのは後悔する確率を高めてしまします。
安易に決めずに自分の信念を持って決めよう!
まとめ
パティシエという職業は思っている以上にハードな仕事です。
専門学校を卒業し、就職しても5年後にはほとんどの人がパティシエをや辞めているのが現実です。
やめる理由はいろいろあると思いますが、やる気や熱量が高くても安易に決めてしまうと後悔や失敗をすることがあります。
自分の目標を持ち、情報収集をして決めることが大事です!
実際に働いてみないとわからないことはありますし、目標も途中で変わるかもしれませんが、安易に決めずに自分が納得できる道を選びましょう。
Bon chance!