パティシエになるのに専門学校に行った方がいいの?
専門職だから行かなきゃじゃないの?
こんにちは、キッキです。
この記事ではパティシエになるのに専門学校は必要なのか、専門学校のメリット、デメリットを私の経験や知見をもとに簡単にまとめてみました。
パティシエになりたい人の迷いが少しでも解消できたら嬉しいです。
結論 行かなくてもパティシエになれる!
パティシエと呼ばれるお菓子を作る仕事につくのに必ず専門学校卒が必須ではありません。
パティシエは資格や免許がいるわけではないのでなろうと思えば誰でもなれます。
必ず行かなくてもいいんだね!
専門学校に行かなくても活躍しているシェフやパティシエもたくさんいるよ!
なぜ専門学校があるのか?
ではなぜ行かなくてもパティシエになれるのに専門学校があるでしょうか?
- 専門的な知識や教養が身に付ける
- 実習を等して即戦力になるような技術を身につける
- 国家資格が取れる
- 就職活動に有利になる
専門的な知識や教養が身に付ける
お菓子の素材や作り方、製菓理論などを学びます。他にも衛生学など飲食店に必要な授業があります。
お菓子は理論や基本が大事!基本ができての応用なのでしっかり素材の特徴や理論を覚えることがスキルアップや美味しいお菓子を作るのに欠かせません。
実習を通して即戦力になるような技術をみにつける
専門学校ではほぼ毎日実習があります。見たり聞いたりするより実際にやってみるのが一番理解できます。
作るのはともかく、道具の使い方や素材に慣れておくことで現場でもすぐに対応できるでしょう。
学校によっては複数人のグループで実習をやるので同じ学費を払っているのに平等に作れない場合もあります。(中には洗い物しかしない人も…。)
事前に学校説明会などで実習のやり方を聞いておくのが良いでしょう。
国家資格が取れる
「製菓衛生師」という国家資格が取れます。
昔は卒業すると受験資格が得られるというものでしたが今は在学中に受けることができたり卒業時に取得できるそうです。
しかし「製菓衛生師」がなくてもパティシエにはなれますし、それほどメリットがあるわけでもありません。(ちなみに私は持っていません)
就職活動に有利になる
専門学校もビジネスですのでアピールポイントの就職率は大事になってきます。
就職率を上げるために学校側も就職を斡旋するのでよっぽどのことがない限り就職できないということはありません。
今は専門学校を出たシェフも多く活躍していて母校の生徒を優遇してくれることもあるのでしょう。
専門学校も有名シェフのホテルやお店に就職させて実績を作りたいので有名店に就職を希望する際は有利になると思います。
やっぱり行った方がいいのかな?
専門学校のメリット、デメリット
私が思う専門学校のメリット、デメリットをいくつかあげてみました。
- 仲間や友達ができる
- 就職口が広がる
- インターンシップができる
- 業界の情報が入ってくる
- コンテストに出られる
友達や仲間ができる
みんなお菓子という共通の興味がある人の集まりなので友達や仲間ができやすいですし、卒業後もお互いの店や業界の情報交換ができるのでスキルや知識の向上になります。
また転職を考えるときもお店を紹介してもらえたり、転職先の選択肢が増えるでしょう。
就職口が広がる
学校にはお菓子屋やホテル、レストランからの求人がたくさんあり、学校側も就職を斡旋してくるので就職できないことはほぼないです。
有名店や有名ホテルなどを希望する場合は学校に行っている方が有利だと思います。
もし求人がなくても就職したいところがあれば学校から紹介してもらえることもあります。
インターンシップができる
学校によって期間や回数は違いますが現場研修をすることができます。
実際に仕事を体験することができるので自分に合ったお店や働き方が見つけられるのではないでしょうか。
現場のリアルな声が聞けるのでとても参考になります。
業界の情報が入る
専門学校にはいろんな外部講師の授業があり、現役の有名なシェフもくるので業界のリアルな話などが聞けます。
卒業生や先生たちからも話が聞けるので将来のビジョンが立てやすくなると思います。
専門学校によって講師が違うのでどんなシェフが講師なのか事前にチェックしておくといいでしょう。
コンテストに出れる
学校によってはコンテストに力を入れている学校もあるので、独学や自宅でやるのは難しい飴細工などの練習が可能です。
コンテストで賞を獲れると自信にもなるし就職も有利になります。
- 学費がかかる
- 即戦力にはならない
- 特別な資格が取れるわけでない
学費がかかる
学費はどんな学校でもかかりますが、学費に見合ったスキルや資格が得られるかというとそうでもないと思います。
学費を親に出してもらった場合、製菓業界を離れたくなっても親に申し訳ない気持ちになってしまいます。(私はそうでした。)
即戦力にはらない
専門学校を卒業したからといって即戦力にはほぼならないでしょう。
専門学校のことをあまり知らないシェフだと、学校を出ていればなんでもできると思っていることもあり、「そんなこともできないの」とがっかりされることもあります。
専門学校に行っても行かなくても現場でのスタートはほぼ一緒だと思っていいでしょう。
特別な資格が取れるわけではない
「製菓衛生師」という資格は取れますが、必ず必要ではないですし就職に有利になるということもほとんどありません。
ただ学校によってはコンテストに力を入れているところもあるのでコンテストに挑戦して賞を取ったり、簿記やパソコンなど他の資格をとっておくと今後のキャリアにプラスになるでしょう。
いろんな専門学校があるからよく調べることが大事だよ!
まとめ
パティシエになるだけだったら専門学校は行かなくても大丈夫です。
将来のビジョンや目標によって専門学校の必要性は変わってくるでしょう。
パティシエブームにより専門学校もだいぶ増えました。学費も異なりますし、授業のやり方も違います。専門学校に大事なお金と時間を使うのでしっかり調べたり学校説明会に参加して自分が納得できるところ選んで欲しいと思います。
学校と現場は全く違います!専門学校卒だからといって即戦力になることはほぼないので、すぐに現場に出て経験を積むのもアリだと思います。
私もスタッフを採用する立場だったのですが高卒も専門学校卒もそんなに変わりません。多少、知識や技術の差はありますが現場でのスタートは一緒です。
もし働きたいと思っているところがあれば直接行って相談してみてください。きっとシェフもアドバイスをくれると思います。
私は専門学校に行きましたが行って良かったと思っています。やはりそこでできた仲間は今でも付き合いがあり、刺激にもなります。
専門学校に行く行かないよりも専門学校で何をしたか何を学べたかがとても重要です。
しっかり将来のビジョンを持って学校生活を送ってほしいと思います!
Bon chance!